就労支援Q&A【はるかぜ通信第7号 パート5】
はるかぜ通信第7号パート5
はるかぜ就労支援プログラムQ&A
就労支援につながる
就労支援プログラムは、それぞれ悩みを抱えている仲間が安心・安全を確保できる居場所となっています。
他の人の悩みを聞いて 病気について理解を深められる、自分を取り戻す、自分を見つけられる場所として活用している方もいらっしゃいます。
就労支援プログラムには以下の2種類があります。
- 週2回の午前の就労支援(以下:ゆるやか就労)
- 週4回の午後の就労支援(以下:就労支援PG)
ここでは週4の就労支援PGについて、午後の就労支援メンバーがQ&A形式で紹介していきたいと思います。
就労支援プログラムにつながる上での不安や疑問を解消する手助けになれたら幸いです。
SPECIAL THANKS
設問の作成にあたり、ゆるやか就労に参加している方や、はるかぜクリニックに通院している方にアンケートを実施して、就労支援PGに対する生の声を参考にさせて頂きました。
ご協力くださった皆さん、ありがとうございました。
①就労支援ってどんなところ?

Q.午後の就労支援PGはどんな講座をやっていますか?
A.曜日ごとにさまざまな講座を行っています。
下記がプログラム表になります(2025年3月時点)。
どの講座の講師の方も信頼できる方だと思います。ご興味があればそれぞれ見学が可能です。
なお、月曜日のキャリアデザイン講座は、就労支援プログラムを利用していない方でも単発での参加が可能となっています。
講師の堀先生は「仕事だけでなく、人生すべてがキャリア」をモットーにしている方で、
はるかぜクリニックで月1回、個別のキャリアカウンセリングも実施されています。

Q.午後の就労支援PGに参加することで、どんな力が身に付くのか知りたいです
A.就職や復職に向けたさまざまな力が身につけられます。
個々人で取り組むPC講座ではワード、エクセル、バワーボイントなどを学ぶことができ、「はるかぜ通信作り」では共同作業の実践練習ができます。
他にも、発表の場を設けてコミュニケーションの練習ができたり、メンタルケアについて学んだりできる講座もあります。
各講座の中で、自分の長所・短所をあらためて知る機会があった、という方もいました。

Q.どんな雰囲気で実施していますか?
A.色々な人がいて、おだやかな雰囲気です。
みんなで話し合ったら以下のような意見が出てきました。
- 上下関係がない。
- 社員や生徒ではなく、一個人でいられる場所。
- 好きなものを好きと言える場所。
- みんなから良い所を褒めてもらえる。
- 良い悪いは置いておいてなんでも話せる。
- プレッシャーがゆるい。
- 「やったらできた」の積み重ね。
- ほめてもらえる。否定されない。
- 恥じなくていい。
- 安心してチャレンジできつつ、無理に成長しなくてもよい場所。
- 失敗は大丈夫、むしろ失敗を歓迎される。
ワイワイというにぎやかな雰囲気ではありませんが、年齢層が幅広くおだやかな雰囲気でできていると思います。

②参加したいけど、色々不安です……

Q.コミュニケーションが苦手なのですが⋯
A.慣れないうちは、「恐るおそる…」でも全然大丈夫です
最初はみんな、おっかなびっくりでコミュニケーションを模索していると思います。
午前でも午後でも、就労支援PGではみんなが他の人に程よく距離感を取りながら周りの人と交流をしています。
就労支援PG全体を通じて、
- 集団生活に慣れることができた
- 同じ悩みを持った仲間ができた
- 自分と近い人に会えた
という午後メンバーの意見がありました。

Q.大人数だと不安です… 何人程度で行われているか知りたいです
A.おおむね3~10人程度です。
曜日や日によってバラバラですが、少ないと3人ほど、多いと10人ほど集まります。
皆さん優しくて違いを受け入れてくれる方が多いです。ほっとすると言う方もいます。

Q.スキル不足・パソコンに詳しくないので、ついていけるか不安です
A.初心者でも安心して参加できます。
パソコン講座については初心者の方も参加しています。担当の講師がなるべくわかりやすく教えてくれます。
もしわからなくて他の勉強をやってみたいという方は、自習という形で参加することができます。

Q.週に4回も通えるか不安です…
A.急がなくても良いと思います。
最初は皆さん不安になると思います。そういう声も複数あります。
体力面では初めはキツさを感じていた人も、徐々に慣れていきました。
精神面では個人を尊重してもらえ、みんなや講師、スタッフさんが受け止めてくれました。

Q.午前と午後、両方を継続しての利用になるのでしょうか? 体力が心配です…
A.どちらか片方だけ利用の方がほとんどです。
午前と午後の両方の就労支援プログラムに参加する方はごく稀で、ほとんどの方が午前か午後のどちらかの就労支援を利用しています。
体力をつける目的で両方参加して、もし継続できなくても、大切な経験だと思います。どちらかの就労支援に切り替えながら、また挑戦していただきたいと思います。
もし体調的に厳しい場合はその日だけ休んだり、ゆるやか就労に戻ったりすることも可能です。

Q.まだ一歩踏み出す勇気が持てません⋯
A.今いるメンバーも、最初から全員が能動的・ポジティブに参加しているわけではありませんでした。
はじめは主治医に言われて来た、自信が無くてとても不安、何かやらかして責められたらどうしよう⋯、とネガティブな考えが優勢だった方がとても多いです。
それでも来てみたら意外と大丈夫だった、杞憂だった、最初は難しかったけれど徐々に慣れた、家族や主治医以外の人とつながれた、という意見がいっぱいありました。
参加に躊躇する方も、見学で雰囲気を見ることは可能です。もちろん、途中退室も可能です。まずはどんな場所か覗いてみるのはどうでしょう?

Q.就労支援を利用するにはどうすればいいでしょうか?
A.現在のご状況に応じて、以下のとおりご連絡ください。
①はるかぜクリニック通院中の方
➡ 主治医にご相談ください。他院に通院中の方でも利用可能です。
②現在、心療内科・精神科医療を未受診の方
➡ はるかぜクリニックの受診が必要です。
受診の前に見学も可能ですので、利用を検討している方は以下のリンクにてご利用までの流れを確認いただき、お気軽にお問合せ下さい。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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次回パート6は近日公開です。