1.セカンドスペースのミッションとビジョン

【ミッション】「若者が働き続けることで自己実現を可能にし、社会に還元していく」

【ビジョン】「若者の社会復帰・学校復帰等の支援の『場』を提供し、様々な機関と連携して実現する」

2.理事長 成瀬榮子よりメッセージ

 私たちの活動に関心を持っていただき、ありがとうございます。

 NPO法人セカンドスペースは、現在2つの委託事業を受託運営しています。

 一事業目は、千葉県子ども・若者総合相談センター「ライトハウスちば」で、2012年にスタートしました。こちらは、千葉県からの委託事業で、主に39歳までの方とそのご家族を対象とした電話相談や面接相談を行っております。

 二事業目は、「船橋はるかぜクリニック デイケアプログラム」で、2021年にスタートしました。
 こちらは、千葉県船橋市にある心療内科クリニック「船橋はるかぜクリニックデイケア」からの委託事業で、発達障がい等のある方を対象としたデイケアプログラムの運営を行っております。

 思えば2002年、当時不登校、ひきこもり、ニート、フリーター状態の方々から、『自分達は学校にも社会にも出ていきたいが、それをサポートしてくれるところがないので成瀬さんにつくってもらいたい』と頼まれた事がきっかけで今日に至っております。

 当事者の方々と相談させてもらい、一番最初につくりあげたのは、働いてお金を得る場「英会話・画廊・喫茶」と遊びと学習の機会を得る場「居場所」兼「学習塾」です。

 「英会話・画廊・喫茶」は、利用者のうち希望者が運営、一般の方向けにネイティブ外国人による英会話を2時間500円で学べる場を作り、希望があればコーヒー、紅茶、ハーブティー、焼き菓子を100円で提供しました。

 利用者自身で経営管理や経理も行い、収益は自分たちの給料とすることで、働く喜びや体験を通し自信を持っていただけるようにしました。

 「居場所」兼「学習塾」は、高校生や大学、大学院卒業、中退の当事者の方が不登校生に無料で勉強を教える場を提供。勉強後は居場所として活用し、カードゲームや野球等、皆でコミュニケーションが取れる機会を作りました。教える側も教わる側もともに成長し自信をつけることを大前提として運営しておりました。

 これまでに、どれだけ多くの方々のお力添えをいただいたことでしょう。
 外国人、画家、画廊経営者、朗読、フラワーアレンジメント、着物仕立て、音楽家、声楽家、会社員の方など、様々な方々にボランティアでお世話になりました。また、利用者の就職先として受け入れてくださった企業の方々にも感謝しております。

 この活動を通してご縁のあった方々には、今でもお世話になっている方もおりますし、お付き合いも続いております。私たちが今日あるのはこの方々のお陰と、今でも感謝しております。

 これからも、皆さんのお力を無駄にしないよう、力のかぎりこの仕事を続けて一人でも多くの若者が社会に出ていけるよう、ご一緒させていただこうと思っております。

 そしてなによりも、これらの活動を継続すること自体が、今まで支援してくださった方々への一番のお礼になるとも思っています。

 引き続き、前途洋々な若者のために、より有意義のある場を継続的に提供してまいりますので、みなさまからの温かいご支援をお待ちしております。

NPO法人セカンドスペース
理事長 成瀬 榮子

3.理事長プロフィール

理事長・成瀬 榮子

[上級教育カウンセラー / 心理検査士]
慶應義塾大学文学部人間関係学科卒業
日本教育カウンセラー協会認定上級教育カウンセラー
・千葉県子どもと親のサポートセンター懇話会委員
・千葉市教育センター訪問支援員スーパーバイザー
・ふなばし地域若者サポートステーション所長
・千葉県子ども・若者総合相談センター「ライトハウスちば」主任相談員
船橋はるかぜクリニックデイケアプログラム運営責任者
・「千葉日報教育大賞」受賞
・「千葉日報地域きずな賞」受賞

H19~H20年千葉県青少年健全育成計画策定委員会委員
H20~H21年千葉県青少年健全育成計画推進委員会委員
H20~H21年千葉県子どもと親のサポートセンター協議会委員
H21~H22年ちば地域若者自立支援ネットワーク会議委員
H23~H24年千葉県子ども・若者支援協議会代表者会議委員