誰かと「つながる」意味【はるかぜ通信第7号 パート4】

はるかぜ通信第7号パート4

特集:生きづらさを語ろうの会(後編)

はるかぜトーク会 ルールその3

どれくらい自己開示するかは自由。自分の心にしまっておきたいこともあると思うので、話すのを強制することはありません。

「言わなくても居心地の良い関係」が好きな人もいます。

7.人間関係で苦しんだ…… それでも、誰かと繋がる意味

ダイ

ここで私の方から、就労支援PGに以前通っていたメンバーから頂いたメッセージを紹介したいと思います。

Sさん より

はるかぜに来るとき、自分の状況を解決するのは自分で動くしかないと分かってはいても、なかなか動き出す勇気が出ませんでした。

それでも、折り合いをつけていくしかないと自分の中では考えていて、

今も100%できている訳ではないけれど、心の中のせめぎあいを乗り越えていけるようにしたいと思います。

ダイ

「勇気が出ない」というお話、すごく共感します。

ダイ

私も最初ここを訪れる時は、クリニックの電話番号を入れて後は通話ボタンを押すだけなのに、そこで30分以上躊躇していました。

かつ丼

自分の状況が良くなったり、良い人に出会えたりするのは、やっぱり自分から動いた時だったりするんですが、

かつ丼

一方でそういう時はつらくてギリギリだし、新しい環境や人間関係の中に飛び込むのは怖さもあると思います。

ダイ

色々と理不尽を受けてレールから外れてしまったとしても、その自分を変えられるのは究極的には自分だけ、というのはある意味すごくつらいことだと思っていて。

ダイ

でもそういう孤独感を共有できる関係を誰かと築ければ、救いがあるのかも。

かつ丼

これまで誰かと良い関係を築くことが出来た時は、自分が他人から受け容れられているだけじゃなくて、自分も他人のことを受け容れられる状態だったので、そこも大事にしたい。

ダイ

これまでの巡り合わせの中でうまくいかずに塞ぎこんでしまっても、もういちど人と関わることに身を投じてみて、

ダイ

無理のないペースで自分の許容範囲を広げていくことで、変わるものもありますね。

よもぎ

他人は自分を傷つけてくるものだけど、一方で自分を癒してくれるのも他人なので、

よもぎ

生きづらさと向き合う上で、安心を得られるコミュニティに繋がることは大事だと感じます。

ダイ

ですね。で、そういうコミュニティを探すのも、なかなか難しいというか、いざ足を踏み入れて拒絶されたらどうしようという怖さがあります。

ダイ

そんな中で、少なくともはるかぜは、「おそるおそる踏み出した一歩を受け止めてくれる場所」「どんな自分でも温かく迎えてくれる場所」だということは、

ダイ

いま生きづらさを抱える人に、私たちからぜひ伝えたいと思っています。

参加したメンバーのコメント

ダイ

〈ピアサポート〉の繋がりに救われています

今回のトーク会のように、似た経験や境遇をもつ人たちが当事者同士で支えあうことを「ピアサポート」といいます。

「ピア peer」とは「仲間」という意味です。

「誰かに話せたら楽になるけど、なかなか話しづらいこと」を話しやすいことが、私にとってのピアサポートの魅力です。

ネガティブな気持ちでも受けとめてもらえた時や、自分と近い経験をもつ人と悩みを共有できた時はホッとします。同時に、自分も誰かの味方でありたいと思っています。

また、さまざまな活動で同じ時間を共有することも、ピアサポートの営みの一つです。

みな何かしら抱えていることを互いに分かっているからこそ、ふだんの活動の中でも、

相手をイヤな気持ちにさせたり、土足で踏み込んだりしないような思いやりを感じられる瞬間が多くあります。

安心できる繋がりを得られることが、はるかぜのコミュニティの良さだと感じています。

「生きづらさを語ろうの会」…完

はるかぜ通信・不定期連載コーナー

ちょっとシリアスな雰囲気の特集が終わったところで、ここで楽しいトピックをお届け!

今号から新しく「はるかぜ連載コーナー」がスタートしました。

就労支援PGのメンバーが、趣味やおすすめしたいもの、最近の出来事などさまざまなトピックをお届けします。

不定期連載のため、各号ごとにやったりやらなかったり、という感じで、ゆる~くやっていきたいと思います。

このコーナーを通じて、ここに通っているメンバーの色々な一面を知ってもらえると嬉しいです。

今回は「ちいかわ」が好きなメンバーが魅力を熱く語ります!

#1 ちいかわの世界へ行ってみた

就労支援PGに参加している炙りえんがわです。

私は、はるかぜクリニックの夏休み期間に池袋PARCOの7Fにあるちいかわレストランに行きました。

「ちいかわ」とは、なんか小さくてかわいいやつの略で、ハチワレやうさぎなどの個性的なキャラクターたちの日々の物語のことです。

ちいかわレストランは2023年1月にオープンした常設のレストランで、

ちいかわたちがウェイターや料理長になってそれぞれのキャラクターモチーフの料理を堪能することができます。

コンセプトはファミレスで、幅広い年齢層の方々が楽しんでいる印象を受けました。

オープンしてからずっと応募し続けていましたが、なかなか当選できず念願の来店でした。

当日は母と一緒に行って、より楽しさを分かち合うことができました。そして、親孝行もできたかなと思います。

私はうさぎが好きなので、うさぎの形になっているハンバーガーとドリンク、デザートにちいかわが草むしりをしているティラミスを注文しました。

ちいかわレストランはどれも満足のいく料理ばかりでお腹いっぱいかつ幸せいっぱいになると思います。

店内もちいかわの映像が流れており、ちいかわの世界に迷い込んだようでした。店内は60分または80分制で事前抽選が必須となります。

レストランを出ると隣にグッズショップがあります。このショップは予約なしで誰でも入店することができます。

数多くのグッズが売られていて、私もいくつか購入しました。

「ちいかわ」は書籍やアニメでも楽しむことができるので、気になった人はぜひ見てみてください!

【公式】『ちいかわ』第1話「かためのプリン/ホットケーキ」 – YouTube


ここまでお読みいただきありがとうございました。

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次回パート5は近日公開です。